
こんにちは、旅ブロガーなかしんです。将来は海外を転々としながら暮らしたい。それは、もうずっと前から心の中にある夢です。永住ではなく、転々とすることが重要。永住だと引っ越しなわけで、それは旅ではないからです。
ノマドワーカーとして、MacBook ProとWi-Fiさえあればどこでも仕事ができる。そんな働き方を活かして、いつか世界のいろんな土地を、自分のペースで旅するように暮らしてみたいと思っている。
今はまだ会社員として働いているが、退職まであと7年ほど。その後の生き方を少しずつ描き始めるなかで、ふと目にとまったのが、「アメージングタイランドアップデート ~タイで暮らすように旅をする~」というセミナーだった。
主催はロングステイ財団。内閣府所管の公的な団体で、海外長期滞在に関する情報発信や支援を行っている。今回の登壇者はタイ国政府観光庁(Tourism Authority of Thailand)。こちらもタイ政府直轄の観光機関で、どちらも信頼できる情報源である。
タイには何度か訪れていて、文化や歴史にも関心があり、実はタイ検定にも合格している。けれど、それでもなお現地の生活感や地域性については知らないことも多い。だからこそ、観光でも移住でもない“暮らすように旅する”というテーマには惹かれるものがあった。

そんな思いで、東京国際フォーラムへ足を運んだ。
セミナーで印象に残ったこと

なかでも一番印象に残ったのが、「タイには77都県あるんです」という言葉。
自分がこれまで行ったタイは、バンコク、プーケット、ピピ島、パンガン島、サムイ島、クラビ…。どれも王道のビーチリゾートや都市で、タイのスケール感は感じていたものの、地域によってこんなにも気質や文化が違うとは、あまり意識していなかったというか、ビーチ🌴にしか興味がなかったというのが正直なところだ。
北部はおだやか、東北(イサーン)はリズミカルで陽気。次に行くなら、知らないタイの土地を旅してみたいと素直に思った。
タイを暮らすように旅する、という発想
以下はお話を聞いたメモ。
- タイは仏教国。BTS(電車)にはお坊さんの優先席がある
- 暦は仏暦。西暦+543。現在は2568年
- 時差は日本より2時間遅れ
- 気候は3つ:4〜5月=暑期、6〜10月=雨期、11〜3月=乾期(ベストシーズン)
- 一バーツ=約5円で計算するとわかりやすい
- 医療体制も整っていて、日本語対応病院がチェンマイ、バンコク、プーケットに多数あり
- タイでも安心して医療を受けられる体制があるのは、長期滞在を考える上で大きな安心材料
- ビザはe-visaが主流に。オンライン申請が必要
- 「タイランドエリートカード」など、長期滞在用のメンバーシップ制度もあり
- アルコールは14〜17時の販売が禁止(意外と厳しい)
五感で楽しむロングステイ
セミナー後半では、タイでの滞在をより豊かにするための「5つの体験テーマ」が紹介された。
テイスト(食べる)
地方料理、日本食、ルーフトップバー、ミシュラン店まで。幅広い食の選択肢がある。
観る
T-POPやBLドラマ、伝統行事(ソンクラーン、ロイクラトンなど)。現代と伝統が同居する文化。
トライ(体験)
ゴルフ、ムエタイ、マラソン(夜中の2時スタートもある)、タイ式ヨガ、コミュニティ活動など。
探求する
ランパーンの花馬車、自然保護活動、世界遺産など。まだ知られていない“タイの奥”がたくさんある。
ショッピング
マーケットや雑貨、食材など。お土産選びの楽しさも含めて、暮らしとつながる買い物文化。
生活のリアルも紹介
- 住むエリアで生活費はかなり違う。バンコクは都会的で便利、チェンマイは穏やか、パタヤ・プーケットはリゾート
- 月25〜30万円が夫婦2人の目安。ただし暮らし方によって様々
医療についても触れられていて、タイで長期滞在を考える上でも、医療に対する大きな不安は感じなくて済みそうだ。
それよりも大事なのは、やっぱり「1日をどう過ごすかが重要」だという話。
日本人と固まるのか、あえて距離を取るのか。自分のペースで暮らすのか、誰かと関わっていくのか。タイの滞在は、それによってまるで違ったものになる。
ノマドワーカーとしての視点から
自分のように、ノマドワーカーで、拠点を持たずに動きながら暮らすことを考えている人間にとって、今回のセミナーはまさに「暮らすように旅をする」というコンセプトがしっくりきた。
リタイアメントビザやタイランドエリートカードのような制度も、“長く腰を据える”なら選択肢になるかもしれない。けれど、今の自分にとっては、1〜2ヶ月滞在して、また別の場所へ動くような暮らし方のほうが自然だろうか。
その中で、タイという国の懐の深さは魅力的だった。77都県という多様性を知った今、次に行くとしたら、まだ知らない町に滞在して、朝は地元のカフェで仕事して、夕方に散歩して…。はたまた、それでも再びビーチ🌴に行ってしまうのか? そんな日常を、妄想したりして過ごした。
追記

セミナーでタイ気分がすっかり盛り上がってしまったので、帰りは吉池食堂へ。

タイの刺身と、純米大吟醸「北雪」を冷酒でいただいた。

いやまぁ、タイ料理屋さんに行っても良かったのですが、アンチエイジングの先生のChatGPTに、今日の朝食と昼食の内容から摂取した栄養素をチェックしてもらったら、やはり夕食は焼魚定食を食べろと。

またアルコールを飲むなら、ビールよりは日本酒(1合まで)。タイなら純米酒か吟醸酒とのことで、日本酒のメニューの画像キャプチャから、純米大吟醸「北雪」を選んでもらいました。飲み方のおすすめは、冷酒。
AIは料理にあったお酒を選ぶのも得意なので、みなさんも使ってみたら。

締めには焼き魚定食。今日のアンチエイジング飯は、これにて完璧です。
7年後も元気に旅したいので、アンチエイジングがんばります。