【バンコク旅行記2025】 Ep02|なぜかトイレに行かずに着いたバンコク行きの6時間半

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成田空港までスムーズに移動、朝ごはんはサブウェイで

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日暮里駅のホームにて、スーツケースを転がしながら旅の始まりを感じる朝。スカイライナーに乗って、成田空港第1ターミナルまで移動する。このルートは慣れた道だけれど、空港が近づいてくると自然と気分が高まってくる。今回は恒例の、娘(20)との二人旅。出発前のこの静かな高揚感が、毎回なんとなく好きだ。

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朝ごはんは空港のサブウェイで。アボカドチキンのサンドとホットコーヒーで軽く腹ごしらえ。空港で食べるとなんか“出発前の儀式”っぽくて落ち着く。

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そのあと、搭乗時間まで少し余裕があったので、「せっかくだし」とでラウンジに入ろうと思ったんだけど、娘(20)が物理カードを持ってきていなかったことが判明。Walletにはカード情報があるものの、それで入れるのかどうか分からず、その場でChatGPTに訊いてみた。

結果、「ラウンジ利用には原則、現物カードが必要です」とのこと。なるほど…と納得して、今回は諦めることにした。ちょっと惜しかったけど、今後は「物理カード忘れずに」が合言葉になりそう。

搭乗手続きはスマートに、でもゲート番号は掲示板で確認

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前日にwebチェックインを済ませて、搭乗券はiPhoneのwalletに入れておいた。便利なんだけど、ゲート番号は表示されないので結局電光掲示板でチェック。今回は42番ゲートだった。

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搭乗するのは、タイ国際航空 TG641便。成田からバンコク・スワンナプーム空港まで、フライト時間は約6時間半。日本との時差は2時間なので、現地時間では早く着いたような錯覚に。

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今日乗るのはこの子。

エビカレーとわさびスナック、機内食は楽しい

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機内ではチキンを注文したはずが、なぜか出てきたのはエビのレッドカレー。

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苦手なエビですが、食べてみたら意外と美味しい。むしろ正解だったかもしれない。しかもココナッツの風味がしっかり効いたタイカレーは、久しぶりに食べたこともあって、タイに向かってるんだという気分が一気に高まった。こういうの、旅の始まりにちょうどいい。

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そして配られたのは、わさび味のスナック。鼻にガツンとくる辛さがあって、地味に好き。

そういえば、タイ航空のおつまみといえば、いつもはブルボンの「味ごのみ」だった気がする。あの、豆とおかきが入ったやつ。大抵は食べずにバッグに入れて、帰国してから取り出すと中で粉々になってるタイプの味ごのみ。もう味ごのみ止めたのかなぁ……。

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そして、さらに後半には“チキンカルボナーラ”と書かれた長細い軽食が出てきました。

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これは、チキンとカルボナーラソースを包んだスティック状のパイスナックで、いわゆるホットスナック的なやつ。機内食とは別にこういう軽食が出てくるのは、やっぱり嬉しい。

機内エンタメとゲーム、でもWi-Fiは使えず

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機内の壁にはWi-Fiマークがしっかり貼ってあって、「お、使えるのか」とちょっとだけ期待。ネットワーク自体は見つかって、機内モードのままでもWi-Fiにはつながったっぽい挙動だった。

でも、そこから先がまったく反応なし。うんともすんとも言わない。まあ、どうせ繋がっても遅いネットなんだろうし…と、そこまで期待してたわけでもないけど、ちょっとだけガッカリ。

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まあオフラインでも遊べる『ビーチ・オブ・ザ・デッド🔗』のプーケットステージで暇つぶし。あの南国ムードとゾンビの緩い動きが、飛行中にちょうどいい。

ちなみにこのゲーム、実は私が作ったものだったりします。今は大型アップデートに向けて、少しずつ改良を進めているところ。もっと何度も遊びたくなるような中毒性や、殴ってて気持ちいい爽快感、それから血の量も…ちょっと増やす予定です。ほんとうにゆっくりの開発ですが、気長に見守ってもらえると嬉しいです。

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機内エンタメには特に観たい映画がなくて、なんとなく再生したのが『2 Broke Girls』。後で調べてみたら、日本では『NYボンビー・ガール』というダサい邦題で…しかも大昔のドラマだった。

ニューヨークのダイナーで働く、まったくタイプの違う貧乏女子ふたりが、カップケーキビジネスでの成功を夢見ながら奮闘するコメディ。ちょっと毒っ気のあるやりとりとテンポの良さがクセになるやつで、予想外にハマってしまった。

不思議なことに、トイレに一度も行かなかった理由

そして、ちょっと不思議だったのが、行きも帰りも、一度もトイレに行きたくならなかったこと。映画館では上映前に何度もトイレ行くくせに、結局上映中にもまた行きたくなるのに。それなのに6時間以上のフライト中は、まったく尿意なし。

私は50代で、普段からわりとトイレが近いタイプ。正直、長時間のフライト中に何度も立つのは避けたくて、念のためトイレの近くの座席を選んでいたくらい。でも、いざ飛行機に乗ってみたら、全然行きたくならない。これが意外だった。

調べてみると、いくつか理由があるらしい。まず、機内は湿度がめちゃくちゃ低くて(10〜20%)、呼吸や肌から水分がどんどん蒸発していく。尿として出す前に体から抜けてしまってる、ということらしい。気圧も地上より低いため、腎臓の働きがゆるやかになって尿があまり作られない説もある。

実際、乾燥していたのか、私は途中で目がひりひりと痛くなり、いつも持ち歩いているうるおい目薬をポケットに入れてこなかったことを本気で後悔した。それくらい機内は乾燥していた。

さらに、飛行中は離陸や気流の影響もあって、知らず知らずのうちに緊張していることが多く、交感神経が優位になっていると排尿は抑制される。逆に映画館では、暗くて静かで、集中してリラックスした状態になりやすく、副交感神経が優位になる。そのせいでトイレが近くなる…というメカニズム。

行きも帰りも、とにかく一度もトイレに行きたくならなかった。あとでChatGPTに訊いてみたところ、そういうことらしい。それだけで気が楽になった。これなら今後のフライトも、安心して乗れそうだ。

そしてバンコクへ、旅はまだ始まったばかり

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そんなこんなで、気づけば機内のモニターにはバンコクの地図が表示されていた。目的地はすぐそこ。着陸が近づいているのがわかると、テンションが一気に跳ね上がってきた。長いようで、振り返るとあっという間だったフライト。

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空港に到着すると、まずは無人のシャトルトレインに乗って入国審査(イミグレ)へ向かう。その前に、iPhoneの回線を副回線のeSIMに切り替える。到着したばかりでも通信がすぐに使えるっていうのは、本当にありがたい。

eSIMというのは、“端末に内蔵されたSIM”のこと。昔のように物理カードを抜き差ししなくても、スマホの設定だけで通信事業者を切り替えられる仕組みだ。最近は、海外用のプリペイドeSIMもネットで簡単に買える。

今回はAmazonで「4日分のタイ用eSIM」を購入しておき、日本で事前に設定しておいた。現地に着いて副回線に切り替えるだけで、すぐにネットが使える状態になった。

空港の繋がらないWi-Fiを探さなくていいだけでも、気がラク。旅の最初でバタバタしないのは、やっぱりありがたい。しかも、一度つながってしまえば、街中でも移動中でも、いつでもどこでもネットが使えるという安心感がある。やっぱりeSIMは便利だと思う。

そのあとは、無人のシャトルトレインに乗ってイミグレへ向かう。あのゆっくりとした動きと、乗り場の静けさがなんとも言えず心地いい。空港って、あの独特の匂いや音、照明の感じも含めて、なんか好きだなと思う。何度来ても、ここから旅が始まるんだという気分にさせてくれる場所だ。

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というわけで、2025年のバンコク旅、ようやく本格スタート。

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